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植物と新しいオフィスのカタチ。parkERsインタビュー/後編

こんにちは!GOOD WORK DAYS.編集部です。今回は、DAYS OFFICEともパートナーシップを組んでいる青山フラワーマーケットの姉妹ブランドで、空間デザイン事業を展開するparkERs(パーカーズ)さんに、オフィスと植物についてお聞きしました。全3回の最終回は、parkERsさんにSDGs活動や、私たちDAYS OFFICEとのパートナーシップなどをお聞きしました。ぜひ、これまでの記事をお読みになってから、お楽しみください!

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↑DAYS OFFICE×parkERsさん。グリーンのちょっとした彩りが空間をもっと魅力的にしてくれます。

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PROFILE(写真左から)
株式会社パーク・コーポレーション parkERs事業部
辻永岳史さん:グリーンライフ室マネージャー
片平麻衣子さん:クリエイティブ室リーダー/空間デザイナー
森大祐さん:クリエイティブ室プランツコーディネーター

SDGsへのアクション、なぜトライするんですか?

-SDGsなど社会的な活動にもすごくしっかり取り組んでますよね?例えば、地球を採掘しない特別な土を作ったりもしてると思うんですが、特に東京都檜原村とのつながりをデザインしていることや植樹の取り組みが、素晴らしいなと思いました!

辻永:そうなんです。植樹などを通して、森づくりもしています。植樹ってどうしても、「植える」アクションだけが目立つんですけど。実は植えるまでにも土壌作りや、苗木の面倒をみたりと、一年を通して色々と活動しているんです。植樹の取り組みには社員や社員の家を始め、空間デザインの一環としてお客様に参加してもらうこともあるんです。

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parkERsのスタッフやその家族などと参加した2019年秋の植樹祭の様子(一般社団法人Silva主催)

-実際、SDGsって利益には直結しなくて、活動自体が持続しづらかったりすると思うんですけど、なぜそんなにチカラを入れているんですか?

辻永:わたしたちの大きなミッションは「花と緑で人々の日常に“豊かさ”と“公園のような心地よさ”を届けること」です。人と自然との関係性や心地よい距離感を描くように空間もデザインしますが、室内の人間だけがその心地よさを享受する仕組みは違うと思うんです。設立当初から大切にしている「人も植物も育つ空間」を実現するためには、地球にとっても心地よい環境をデザインすることが必然であると考えています。だからSDGsをはじめ、未来の環境に対するアクションが、社内でも自然と生まれているのだと思います。

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辻永:現在ではお客様でも、やはり未来の地球環境が気になっている方はたくさんいらっしゃるように感じます。なので、植樹などを通して、知識だけでなく"体験"してもらうことは、もう一度自分事として環境とSDGsを考えていただく大切なきっかけになっていると思います。

-あぁ気になっていても、具体的に「体験」できることってあまりないですもんね。普段の生活でも「ビニール袋を使わない」とか「ストローを使わない」とか、こう引き算みたいな感じですけど、parkERsのSDGsは、木を植えるっていうなんか足し算ぽいところがいいなって思えたんですよね。

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↑南青山にあるparkERsさんのオフィス。壁面緑化とステップ部分には、オフィスにほど近い明治神宮の森に自生する樹種を植樹し、室内での植生再現実験を行なっている。

辻永:地球はもはや持続可能な状態ではなく、サスティナブルのようなプラマイゼロの取り組みでは足りず、環境をプラスにする取り組みが必要とされる「リジェネレーション」の時代に入ったという話もあります。私たちはグリーンを扱っているチームとして、環境に貢献するための具体的な行動をする使命があると思っています。

-SDGsに貢献するだけでなく、社員のQOLにも貢献する素晴らしい活動だと思いました!

辻永:今度ぜひ一緒に森に行きましょう!(笑)単純に、実際に植林をしたり、土をいじると、表情がキラキラ輝きます。毎日が生き生きしだすんですね。参加したメンバーは仕事でも生産性があがっていると思いますよ。

DAYS OFFICE…正直どうですか?


-私たちDAYS OFFICEとのことを少し聞かせてください。

片平:もう4年前くらいになりますが、「機能性と合理性だけを追求してきたオフィス家具の領域を越え、ワークスタイルが変化するライフスタイルの延長線上に乗り出したい。」「もっと、快適で有機的なコミュニケーションが取れるオフィス環境で働く選択肢を増やしたい」といったご相談をDAYS OFFICEさんのご担当者よりいただいたのが、きっかけでした。「人が集まり滞在したくなる」ワークシーンには、内装や家具だけではなく居心地の良さを演出できる雑貨、植物、飲食、書籍が必要だという考えから、parkERsにもお声がけいただいたと記憶しています。

-おっしゃる通りで、私たちもオフィス空間を家具だけで構築するのではなくて、そこには様々な居心地を良くする仕掛けが欲しいと思っていました。そこで、以前からトライしたかったのが「植物」だったんです。居心地よいカフェには、かならず植栽がありますよね。私たちもそういう空間にしたかったんです。

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↑DAYS OFFICE×parkERsさん。ハイカウンターのとなりにもグリーンを配置した例です。

-私たちは、parkERsさんが好きなメンバーが多かったので、ご快諾いただけてすごく嬉しかったです。パートナーシップを組むのに、今だから言える大変なこととかってありましたか?

辻永:そんなお言葉をいただき光栄です!ありがとうございます。当時、こういう植物と家具をパッケージ化した空間作りって他になかったんですよね。カウンターやファミレス席など、人と人の間にグリーンが自然と組み込まれている。だから、私たちとしてもすごくチャレンジングなプロジェクトだったんです。

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-カベで仕切ることなく、置き家具で仕切るのがDAYS OFFICEの特徴なんです。そこに植栽でゆるやかな境界をつくるという選択肢が増えたのは、すごく良かったです。ますます心地よい空間になり、コミュニケーションも取りやすくなったと思います。植栽デザインのプロフェッショナルに参加いただいたおかげですね。

片平:ただ、植物が「あればいい」という事ではなく空間やシーンにあったものが必要となるため、多目的ラウンジ内により効果的な植栽計画を一緒に考えさせて頂きました。座っている人、立っている人の目線の高さなども意識してコーディネートしています。

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↑(ラダースクリーンで) 植栽の吊るす位置を変えたり、段差にしたり、アクセントがつけられます。

-難しい点もありましたか?

辻永:苦労したのは、お客様と直接のやりとりをするのは、自分たちでなく、DAYS OFFICEを提供するコクヨさんということでした。
要はお客様の環境を私たちが直接確認できないというお仕事が初めてだったんですね。なので、納品先の色々な環境や納品後のメンテナンスを想定して、品種なども体系づけてプランを考えるというのに苦労しましたね。

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↑こちらがDAYS OFFICE×parkERsさんのグリーンサービスで構築していただいた「コーディネートマップ」。オフィスのテイストごとにプランを分かりやすくまとめていただきました。※現在は一部樹種を変更しています。

-確かに、お話されたみたい(前記事参照)に普段のparkERsさんのお仕事と違って、お客様と直接話をせずに、様々な環境に対応させるプランづくりが必要ですもんね。

辻永:そうなんです。なので、あらゆるケース想定するのが難しかったですね。

-その節はありがとうございました(汗)ちなみに…DAYS OFFICEってブランドは、ぶっちゃけどうですか? 

辻永:オフィス向けに家具のテイストに合わせてグリーンを販売し、その後のメンテナンスまでセットで行うサービスはこれまでにありませんでした。このような社会情勢になり、これまで以上にグリーンの空間をパッケージとして手軽に手に入れることのできるサービスのニーズは高まっていくと思います。

森:私は植物の在り方が、人の行動と家具としっかり調和している点が魅力だと思います。なんとなく置くではない植物の導入サービスが新しく、これからのオフィスのスタンダードを示すものだとも思います。

片平:植物への興味には個人差がある中、オフィス家具を扱う会社がオプションではなく一つのコンテンツとして組み込んだサービスとして提供していることは、多くの人々の意識を変えるきっかけになっていると思います。オフィスで感じた植物と過ごせる空間(ワークスタイル)を、家に取り入れるといった、まさに逆輸入的なサイクルを生み出すサービスとしてとても魅力的だと思います。

-お褒めの言葉、恐縮です(照)。ありがとうございます!

parkERsの3人にとって、仕事とは?オフィスとは?

-parkERsの皆様にとって、仕事やオフィスとかってどういうものなんですか?

辻永:私は仕事をしていなかったら一人で森に籠っていると思います。そんな私にとって仕事をしてることって仲間と繋がり続けるためのものなんですよね。仕事をしてるからこそ会える仲間と何かを達成するということは、単純にすごく楽しくてエキサイティングなんです。その中でオフィスとは仲間と会い、アイディアを広げて決断する場所。そんなコミュニケーションが必要な場所には、植物が必要だと思います。ちょっとした話の間や、会話のきっかけを植物がフォローしてくれると思っています。

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↑parkERsのオフィスの光景(parkERs企画・施工)

森:働き方が見直されている今の状況から感じるのは、正直、在宅でも仕事の大半は可能だということです。ただオフィスでしか生まれない時間がたくさんあることにも気付きました。parkERsは、同じ志を持つプロフェッショナルな仲間がいるからこそ新しい価値観の提供ができるチームだと感じているので、直接会って物事を前に進める場としてオフィスなり、リアルな場所が必要だと感じています。あと最近はオフィスからもオンラインでmtgすることが当たり前になってきましたが、その背景にバーチャルではなく植物に囲まれた空間があることは、画面越しの相手との会話のきっかけにもなるし、心理的にプラスな影響がある気がしています。

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↑parkERsのオフィスの光景(parkERs企画・施工)

片平:わたしは空間デザイナーとしてのライフスタイルの一つに、ワークスタイルが存在しています。その為、オフィスは自分への切り替えスイッチ機能やインフラをシェアできる場所なんです。そして、人との出会い、触れ合いにより生まれる、体感や感情によって新たな空間の創造が生まれる場所でもあります。


これからのオフィスのあり方。グリーンのあり方。

-最後なんですが、お聞きしたいのが、いま森さんからも話題が出たのですが、アフターコロナ・ウィズコロナについてもう少し聞いてもいいですか?parkERsさんでは、これからのオフィスとか公共空間のあり方ってどんな風に考えているんですか?

辻永:コロナ禍で在宅ワークをせざるを得なかったんですが、「オンラインでも仕事できちゃうじゃん。」って思ったんですよね。

-もちろん職種にはよりますが、様々なツールを駆使することで、普通に仕事ができるんですよね。

辻永:オンライン化もこれをきっかけに、どんどん進化しますし、在宅での仕事って、もっと普通のことになると思うんですね。でもそれと同時に、やっぱりリアルな場が重要だなということも感じて。

-どんなところが重要だと思いましたか?

辻永:parkERsのメンバーでは「無駄」みたいなものがすごく重要だなと話しています。ゴールを目指して一直線という仕事の仕方だけでなく、ちょっと寄り道したりするほうが、見えていなかった大事な気づきや、ちょっとした豊かさみたいなものを生み出せると思うんです。植物にはそれをフォローする機能があるなと。

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↑parkERsのオフィスの光景(parkERs企画・施工)

植物は人類にとっては必須の要素なんですが、これまでの機能を追求するオフィスにとっては必ずしもマストではなかった。しかし働き方が変わるにつれて、その認識も変わってくるように思います。

編集後記 by GOOD WORK DAYS. 編集部

さてさて、今回は3回もの長きに渡ってparkERsさんにお話をお聞きしましたが、いかがでしたか?最後にお話していただけたように、これからはオフィスやグリーンのあり方が変化してくると思います。

私たちも、少しずつ未来への道を考え始めています。あらためてGOOD WORK DAYS.でも色々と発信できたらと思っておりますのでお楽しみに!

parkERsさん、どうもありがとうございました!

(おわり)

parkERsさんとDAYS OFFICEの取り組みについてはこちら!

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私たちの毎日を、オフィスから考える。 「働き方改革」ではなく、「暮らし方改革」。 あなたの仕事と人生が少しだけ楽しくなるためのメディアにしたいと思っています。  DAYS OFFICE公式サイトはこちら https://kokuyo.jp/days

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